文献情報、お仕事ファイルのクラウド的管理についてのメモ

2006年にScanSnapを買ってから以来、電子ファイルは基本的にPC専用だったのですが、
最近の器機・ソフト環境発展により、ようやく持ち出す気になってきたので整理してメモ化。
 
環境:WindowsPCデスク+iPod touch 5G+iPad 4G+Windowsノート
目的:仕事用ファイルとして以下のものを同期し、可能であればiPadでも編集する
 
結果
A. 文献PDF
 Mendeley+GoodReader
B. Word、Excel、pptの閲覧、OneNote:つまりOffice
 仕事系としてAと一緒にGoodReaderにまとめる。OneNoteはMS純正アプリ
C. その他JPG文献、書籍(JPG/PDF)など
 仕事用ならGoodReader、その他はComicGlass、i文庫
D. メール
 iOSは非同期で最新メールのみ対応
E. 名刺
 BizCards+名刺ファイリングOCR
他. 辞書、txtなど
 EBPocket、i文庫
 
同期用クラウドにはSugarsyncを選びました。
多目的同期にはフォルダ単位指定できる自由度が必須です。
 
以下詳細に備忘録
 
A. PDF文献:主にJournalあるいは教本類でハイライト、赤線などを引きたい
1. Mendeley Desktopで整理してWinPCデスクを母艦にする
 このときPDFはリネーム+年号フォルダにしています。
 リネームのみで単一フォルダだとファイル数が多くなりすぎてトラブルの元です。
2. SugarSyncでMendeleyを同期:フォルダは設定と文献の2カ所
3. Winノートではそのまま同期すれば丸ごと使える。
4. iOSではMendeleyで文献リストを同期し、GoodReaderで編集、閲覧する。
 他に比較したソフトとしてPDF Expert、Bookman、Smooth Readerなどがありましたが
 結局、見開き表示可能で編集可能でsync可能、という条件ではGoodReaderでした。
 GoodReaderならついでにお仕事ファイルとしてまとめて同期してしまっても
 WordやExcelpowerpointなどがとりあえず開けるというのも大きかったですが、
 これはアプリ間でファイルの完全な共有が難しい所為です。
 
B. Office類
これも現在のところ、GoodReaderでSugarsyncから同期しています。
MS Office for iOSの噂が本当なら変わるかもしれません。
OneNoteはそのままiOSアプリで、Outlook予定表はGoogleCalenderSyncで同期。
 
C. JPG文献、書籍(JPG/PDF)など
枚数が少なく、メモを取りたいものはOffice類と同様にGoodReaderになりました。
iComicとComicGlassはまとまった枚数の編集しない画像、つまり自炊した漫画やら小説やら用です。
フォルダにパスワードがかけられるのは後者、起動パスは両方可能です。
iComicは画像ピクセルサイズに上限があり、時々サイズオーバーするので
自分のメインはComicGlassになりました。一覧とかはiComicのほうが好きなんですが。
 
D. メール
WinPC同士の同期はSugarsyncで可能なのでiOSでのメールはサーバから「削除しない」にしておいて、
最新の差分メールだけ受信して緊急のものだけ返信、という形にしました。
 
E. 名刺
ScanSnapについてきた名刺ファイリングOCRをそのまま使っていますが、
BizCardsというiOSアプリ用に出力して月1回ぐらいで差分登録しています。
数百枚の名刺に名前や会社名から検索できて非常に助かります。
 
他.
・辞書
これは別に同期ってほどじゃないですがPC用に買いそろえたEPWing形式を
iOSではEBPocketで利用します。Wikipediaは結局ここのを半年ごとぐらいで頂いてます。
 https://sites.google.com/site/boookends/title
時々構造式とかの画像が死んでますがまぁ仕方ない。
 
・txt系、SSとか
これは結局i文庫HD。読むだけのPDFはあまり持ち運んでいないのですが、
中身のジャンルでi文庫とiComic/ComicGlassを使い分けようかなと思っています。
 
名刺ファイリングOCRからBizCardsへの出力用メモ
 参考:http://spen.cocolog-nifty.com/mobilememo/2010/04/iphonescansnapo.html
1. ホーム>エクスポート>Jアドレス形式>保存先のフォルダーを指定
2. 名刺データを指定する。
   ここで登録日時ソートしておいて前回出力後に増えたものだけにする
・必要そうな情報は全部チェックする、増えてもたいしたことはない。裏面イメージも必要。
・氏名を姓と名に分割するにチェック
CSV編集、1行目はこんだけ入れてます。
Last, First, LastP, FirstP, Organization, Department, JobTitle, Address_work_ZIP, Address_work_State, Address_work_City, Address_work_Street, Phone_work, Phone_workfax, Email_work, URL_work, Note, image, image2
CSV内の画像アドレスをテキストエディタとかから置換でファイル名だけに修正して、
 名刺ファイリングOCRの標準フォルダから画像データをコピーして持ってくる。
・画像とcontacs.csvをそのまま一緒にZIP化、フォルダには入れない。
iTunesからBizCardsにcontacts.zipを突っ込んでアプリから差分登録。