基礎分析化学
- 作者: 宗林由樹,向井浩
- 出版社/メーカー: サイエンス社
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 単行本
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本書末尾のさらに勉強するために、でクリスチャンが挙げられてた。
もうちょいがんばって読んでおくかぁ。
本書は定量分析ということで化学平衡、酸塩基反応、錯生成反応、キレート滴定、
沈殿反応、重量分析、沈殿滴定、酸化還元反応、酸化還元滴定、分配反応に項目を分けて
それぞれの基礎的な理解と練習問題による計算演習を行います。
機器分析、つまり分光法とかは出てきません。化学反応です。
自分の専門だと精製確認も反応の進行・完了確認もすべて分光法の組み合わせでやることが多いのですが、
特に金属が関わってくると滴定などが必要になります。
本書は理系学部生向けレベルかと思いますが、自分のように「時々必要」というレベルなら院以後でも大丈夫かな。
またExcelのコーナーがあって、リン酸の各化学種(H3PO4からPO4_3-まで)のpH-分率計算、
EDTA滴定の曲線シミュレーションなどなどを例示しています。
最近は表計算ソフトの利用が必須なので、あまり詳しくない人はいろいろ参考になるのではないでしょうか。