東大英単
前置き:自分は英語による論文の読み書きおよび口頭議論が主目的です。
- 作者: 東京大学教養学部英語部会
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 2009/03/24
- メディア: ペーパーバック
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知らない単語も少しあったけど,例文には全部訳がついてるので辞書不要。
これで語彙が増える!とか文法に強くなる!とかそういうことはあまりないです。
タイトルが「英単」なのはちょっと微妙な気もしますね。
章末コラムは「主張の濃淡」「〜に関する語彙」「主語と動詞の相性」
「証拠の確実性」などについてのもので数ページずつ豆知識的なノリ。
自分の中で曖昧なところもあったのでいろいろ参考にはなりました。
でも英英持ってない人は倍額でコウビルドとか買うほうが後々のためだろうなぁ。
京大英単(京大・学術語彙データベース 基本英単語1110)も立ち読みしたけど
こっちはタイトル通りの単語帳で,受験生の役に立ちそうな本に見えました。
しかし文献読むための語彙ってそんなに必要かな。辞書引けばいいんじゃないのかな。甘いか。
辞書についてのメモはhttp://d.hatena.ne.jp/Paseo/20081012
論文なんて100本も読めばその分野の基本単語は覚えると思うけどどうだろう。
英単語については「対応訳語を覚える」のではなく,
その語が持つ「イメージを覚える」べきだと自分は思っています。
でも受験生はとりあえず語彙数増やしなされ。
そういう意味では,試験のためにとにかく語彙数という場合でなければ,
どちらかといわれれば東大英単のほうが読んでいて面白いかなと思いました。
京大英単はただの単語帳だから当たり前っちゃ当たり前か。
学術用語に絞った単語帳ということでは意味があるのかな。
別にこの2冊を比較する必要はどこにもないんだけど。
じゃぁなんかお勧め挙げてみろよオラオラァと言われそうなので,
とりあえず読んで(解いて)いて「ぐぬぬ」となったのを挙げますと
「科学論文の英語用法百科」とか「英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング」とか
なのですが,まだ通し読み出来ていません。ぐぬぬ。