FlacからMP3へフォルダ指定しつつ変換

100202追記
えーとどうもXrecodeで作ったMP3のタグ関連に不具合があるようです、よくわかりませんけども。
ちょっとfoobar2000との比較やらその他についてまとめようと思いますので
奇特にも参考にしようとか思ってた方おられましたら危ないですよ、というメモ。
 原因の推察 → http://d.hatena.ne.jp/Paseo/20100203
 
 
えーさてさて前回でEACを使ってCDをFlacとして取り込むメモを作りました。
今回はそのFlacから持ち運び用にMP3を一気に作ってしまう手段のメモになります。
結構条件をつけて探したのですが期待通りのソフトがとりあえず2種類ほど見つかりました。
 foobar2000 http://www.foobar2000.org/
 XrecodeII http://xrecode.com/
foobar2000はカスタム性で音楽プレイヤーとして有名なソフト、
XrecodeIIはエンコード専用ソフトです。多分マニアックです。
 
自分のやりたいことはこんな感じです
・整理フォルダを維持しつつ大本のフォルダは変更したい
 D:\音楽-Flac\(分類)\〜.flac  でフォルダ分けされているFlac+Cueをすべて登録して
 D:\音楽-MP3\(分類)\〜.mp3  の形に、フォルダの階層構造を再現しつつ、MP3を出力
  できたらMP3はさらにアルバムフォルダを作ってその中に入れたい。
 
Lameの設定を有る程度細かくいじれることと日本語が読み込めること
・Cueを読み込んで、Flac内のトラックごとに分割されたMP3を出力できること
・Cueの内容からTagを勝手に埋め込んでくれること
 
以下にfoobar2000とXrecodeIIについてのメモ
foobar2000についてのメモ、というほどのことはないのですが
1:foobar2000をインストール
2:Add files → ファイルの種類をCUE指定でCUEだけ読み込み
3:読み込まれたファイルを全部選択
  この時点でそれぞれのトラックごとに個別に登録されているのが見えるはずです。
  →クリックからConvert、変換設定をしてから実行、で終了です。
 
以下変換設定についてちょっと詳しく
・output format、つまりMP3の音質設定についてはデフォルトのMP3(LAME)を
  Best quality にするだけでやってます。
 どうせ持ち運びのためだけの変換であって母艦ではFlacで聞きますし。
 高音質変換とかに興味のある方は検索してね。
・output pathについてはspecify folderを選択して大元フォルダを指定します。例えば
  D:\[音楽] mp3\上海アリス幻樂団
・output files のところで「convert each track to an individual file」を選び
  %album%\%track% - %title%
 のようにフォルダ構造まで指定して書くとその通りに出力してくれます。
 
●XrecodeIIについて
1:Xrecodeをダウンロードしてきて適当にインストールします
 寄付ウェアなので最初に広告が出ますが特に制限なく使えます。
2:Lameをゲットしてきます:今回は「LAME 3.98.2」にて。
3:Xrecodeを起動して以下の設定をします。
3A:MP3の設定
 ・目的の形式をMP3にして設定ボタン
 ・「外部実行ファイル」からさきほどのLame.exeを指定します
 ・設定内容のコマンドラインオプションなどをいじります。
 めんどいのでfoobar2000の場合と同じく音質はpresetのv0にしてしまいます。お任せ。
 
3B:場所の指定で根元のフォルダを指定します。
 このとき「正確なフルパスに出力」にチェックを入れると、
 指定した根元の下に、フルパスを再現します。上の例だと自分は「D:\音楽-mp3\」とします。
 
3C:ファイル名パターン(CUEファイル)の設定
 出力ファイル名の設定をします。中を見ればタグ例は書いてありますが、自分の例だと
  %folder%\%album%\%track2%. %title%
 こんな感じになります。
 
4:Cueファイルを読み込みます。
 ファイル形式をCueにして全選択して一気に指定すると楽です。
 フォルダごと指定したりもできるはずです。自分は使っていませんが。
 3B+3Cの設定で実際にどのように出力されるかが「出力ファイル名」に見えるので確認します。
 ここで出力されるファイルのメタデータを修正して出力することも可能ですが
 Cueファイルの編集みたいなのはなんか出来ないっぽいです。
 あとファイル名に「%filename%」を使うとうちの環境ではバグります。よくわかりません。
 とりあえず上記のファイル名、あるいは「%disc%」を追加したりして何とかしています。
 
5:「開始」を押して放置します。
 その他設定弄りたい方は適当にどうぞ。
 
●他 : 相違点などのメモ
うちだとなぜかfoobar2000が一部のCUEシートを上手く読み込んでくれません。
 構文エラーだよ!とか言われるけどどこがおかしいのかまったくわからない。
 そしてXrecodeIIに入れると普通に認識される。
あと「%folder%」がfoobar2000だと使えないっぽいので
ものすごい大量に登録して一気に、という場合はXrecodeIIのほうがいいかもしれません。
 →3000曲ぐらいぶち込んだ後に1000曲ぐらい選択してDelete押したらフリーズした…難しい。
foobar2000だとファイル名がかぶったときにスキップか上書きかみたいなのも選べるのですが
XrecodeIIだとそういう設定が見つかりません。適材適所ということで組み合わせて使いましょう。
ちなみにどちらもマルチコアCPUに対応している、はずです。
 
ということでソフト2種類についてMP3に一気に変換する手順のメモでした。
ポータブルプレイヤーでの持ち運びにはMP3にしたほうがいっぱい入りますし、
この手順で他の形式へのエンコードも一気に出来ますね。